血圧が気になる方へ!

健康診断や 家庭での血圧測定で、数値が気になることはないですか?
高血圧は血圧が高い他に目立った症状がないので軽視されがちですが、放置しておくと脳卒中や狭心症や心筋梗塞など大きな病気の引き金になります。
☆まずは血圧のしくみについて 知っておきましょう。
◎最高血圧とは、最も高い血圧のことです。心臓がぎゅっと縮んで、大動脈に血液を送り出すときの数値を指し、収縮期血圧とも呼ばれます。
一方、最低血圧とは、最も低い血圧のことです。心臓が収縮した後、大動脈が末梢血管に血液を送り、元の太さに戻ろうとするときの値を指し、拡張期血圧とも呼ばれます。
◎血圧は、1日のうちでも変動します。寝ている間は低くなり、起床すると高くなるのが一般的です。
寝る時間が近づくにつれ徐々に血圧が低くなっていき、起床するとぐっと高くなります。これは日内変動といわれ、血圧の数値に関わらず見られる現象です。
◎血圧は、冬に高くなる傾向にあります。 特に、1月中旬から下旬にかけて血圧が高くなりやすいことが分かっています。
これは、体温を逃さないように血管が収縮するためと考えられています。また、日照時間やホルモンの年周期なども血圧変動の原因です。
高血圧治療の基本は食事、運動療法を中心とする生活習慣の是正です。
食事療法の基本は減塩です。いきなり減塩してしまうと食事が味気なく感じストレスになるので 舌を徐々に慣らしながら減塩していきましょう。
具体的には6.0g/日未満に塩分量を抑えるよう努めましょう。日本食は塩分が高めになるので工夫して減塩していきましょう。
※日本人の平均塩分摂取量は10g/日です。
スーパーなどでお買い物する際に食品表示を確認してみましょう。通常袋の裏に書かれていることが多いです。
減塩の工夫
★汁物は具沢山にして 汁は残すようにする。
★漬物や練り物は少量にとどめる。
★加工食品は 添加物が多いので出来るだけ手作りすると良いです。
★醤油やソースは直接かけずに小皿に取って付けるるようにしましょう。
★旬の食材には栄養が豊富なので活用しましょう。
そのほか、運動も高血圧の改善に有効です。ややきついと感じる中等度の有酸素運動を定期的に(できれば毎日)、30分以上行うことがすすめられています